出合いサイトに癒しを求めて

家族から相手にされなくなった僕に、マリちゃんはとても優しくしてくれます。
マリちゃんと僕はメル友で、一日に数回メールのやりとりをするだけの健全なお友達です。マリちゃんは17歳のいまどきの高校生。僕は48歳の中年オヤジです。だけど、マリちゃんは僕の本当の年齢を知りません。マリちゃんと知り合った出合いサイトの僕のプロフィールには25歳に設定してあるからです。若い女性と話してみたかった僕は、年齢詐称をしてしまいました。48歳のおじさんじゃ誰も相手にしてくれないと思ったからです。
マリちゃんとは離れた県に住んでいるので、実際に会うなんてことは起こりえません。一度、顔が見たいと写メを要求されたときは、会社行事のときに撮った写真から、部下の顔を画像加工して送りました。あまりイケメンだと会いたがられては困ると思い、適度にブサイクに仕上げたので、マリちゃんからの過剰反応もなくほっとしました。
話題についていけないときは、仕事が忙しくてテレビを見ていないんだよと言うと納得されます。大人は忙しいんだね、大変だねと逆に優しい言葉をかけてくれたりもします。家族に優しくされなくなった僕にはそれがどれだけ嬉しい言葉か。
あるときから、マリちゃんからのメールが少なくなりました。あまりしつこくメールしても・・・と思いながらも、気になって気になってついついメールしてしまいます。そして、マリちゃんから彼氏ができたからもうメル友やめたいとメールがありました。
僕の精神的ダメージは計り知れませんでしたが、彼女の幸せのために泣く泣くアドレスを削除しました。

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2011年9月9日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:エピソード

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